クルクミンと肝臓の関係

 

ウコンに含まれている成分として知られるクルクミンは、肝臓と深い関係があります。
クルクミンが肝臓でどのように働いているのか、また副作用などについても詳しくご紹介しましょう。
肝臓が気になる方やお酒をたくさん飲む人は参考にして下さい。

 

クルクミンとは

クルクミンという名前はよく知っていてもどのような成分なのか知らない人も多いでしょう。
ウコンに含まれていて、ポリフェノールの一種です。
黄色の天然色素でクルクミノイドに分類されます。
ウコンなどの黄色はクルクミンの色だったのですね。
とても鮮やかな黄色の色素であるクルクミンは、植物由来の天然色素としてたくあんなどの漬物や栗のシロップつけなどにも利用されています。

 

クルクミンと言えばウコンですが、特にクルクミンを豊富に含んでいるのは秋ウコンです。
その効能は古くからインドや中国などで知られており、生薬として重宝されてきました。
日本ではクルクミンは、当時の琉球から江戸へと伝えられます。
その鮮やかな黄色の色素は、和紙や布などの染料として活用されていました。
また江戸時代から胃腸や肝臓の薬として重宝されていました。

 

クルクミンと肝臓の関係

江戸時代から知られていたように、クルクミンの特筆すべき働きは肝臓への働きかけです。
人間の体内には胃や腸、腎臓などさまざまな臓器がありますが、その中でも最も大きな臓器が肝臓です。
肝臓には、有害物質の解毒やエネルギー代謝、さらにさまざまな酵素などの体内で働く物質を実に3000種類も生産する重要な働きがあります。

 

クルクミンには、この肝臓の解毒作用を助ける働きや胆汁の分泌を促進する働きがあります。
このクルクミンの働きによって肝機能を高めることができます。
肝臓の解毒作用とは、体内に入ったアルコールをはじめとする有害物質を無毒化して、身体の外に排出する力のことです。
大量のお酒を飲む人は、解毒作用のために肝臓が酷使されます。
他にもさまざまな働きがある肝臓は、アルコールの解毒作用で酷使されるとその働きが低下してしまいます。
肝臓が弱ると疲れやすくなるのはそのためです。

 

胆汁とは、肝臓から分泌されている消化液のことです。
胆汁は水にも油にも馴染む性質があるので、通常の消化液では溶けにくい脂質も溶かして十二指腸へと運びます。
消化酵素は含みませんが、脂質が十二指腸へ運ばれ膵液と一緒になり消化をサポートしています。
クルクミンのこれらの働きから、クルクミンには二日酔い予防や悪酔い対策に期待出来ます。

 

胆汁には、二日酔いや悪酔いの原因物質となるアセトアルデヒドの代謝を促す作用もあります。
クルクミンを摂取すれば、アルコールの解毒作用を助けると同時に胆汁の分泌が促進されるので、アセトアルデヒドの代謝も促進されます。
肝機能を助けると同時に、二日酔いや悪酔いも予防できるのです。
肝臓をサポートしてくれるクルクミンは、お酒を飲む人には欠かせない成分です。
飲酒の前後にはクルクミンを豊富に含むウコンを摂ると良いと言われているのはこのためです。

 

その他の期待する効果・効能

クルクミンには、肝臓の働きを助けたり二日酔いや悪酔い予防の他にも嬉しい効果効能が期待していいでしょう。
クルクミンには胆汁の分泌を促す働きがあると説明しましたが、この働きはコレステロール低下にも役立ちます。
胆汁にある胆汁酸はコレステロールから作られています。
毎日肝臓では胆汁が生成されているのですが、クルクミンの働きでよりたくさんの胆汁が分泌されることで、それだけ多くのコレステロールが必要になります。
その結果、コレステロール値の低下が期待出来ます。

 

ポリフェノールの一種であるクルクミンには、抗酸化作用もあります。
この抗酸化作用で美肌への効果も期待できます。
肌老化やさまざまな病気の原因物質となっているのが活性酸素ですが、これを除去してくれるのが抗酸化作用です。
活性酸素はストレスや加齢、紫外線などさまざまな原因により体内で発生しますが、これが増加していくと肌細胞にも悪影響が出てきます。
メラニン色素が生成されることで現れるシミやくすみですが、活性酸素はメラニン色素を生成させる原因となっています。
また活性酸素は、エラスチンやコラーゲンを減少させる作用もあり、これがシワやハリ、弾力低下につながります。
クルクミンの強力な抗酸化作用で活性酸素が抑制されれば美肌への効果が期待出来ます。

 

またクルクミンには脳機能を高める働きも期待されています。
ウコンをスパイスとして作る料理にカレーがありますが、カレーを食べることで脳の一部が活性化されることが分かっています。

 

副作用は?

クルクミンは吸収率の悪い成分なので、普段の食事から摂取するだけで過剰摂取になることもありません。
副作用の心配もまずないクルクミンですが、クルクミンには血液をサラサラにしてくれる働きもあるので、特定の薬を服用している人には注意が必要です。
血液がサラサラになるのは嬉しいですが、血液降下剤や血栓予防で抗凝固剤を服用している場合、その薬の効果が高まる危険があります。
食事からの影響はまずありませんが、サプリメントでクルクミンを摂取する場合には、過剰摂取による副作用が懸念されるので注意が必要です。

 

クルクミンが多く含まれる食べ物

クルクミンはウコンを始め、カレー粉やたくさんに多く含まれています。
ウコンは先ほども紹介したように秋ウコンに豊富に含まれています。
ウコンは英語でターメリックと言われています。
香辛料の一つであるターメリックは、カレーやパエリア、ターメリックライスなどで使用されています。
あの鮮やかな黄色がクルクミンの色です。

 

クルクミンは、肝機能をサポートしたり美肌にも嬉しい効果が期待できる成分です。
ウコン、ターメリックの発色の良い黄色がクルクミンですから、普段の食事にも摂り入れたいですね。

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