コリンエステラーゼ(ChE)について

肝機能を調べる上で重要になるのが、コリンエステラーゼ(ChE)です。
肝機能の低下や脂肪肝などの疑いがあるかどうかを、この数値によって調べることができます。
コリンエステラーゼ(ChE)とはどのようなものなのか詳しくご紹介しましょう。

 

コリンエステラーゼ(ChE)とは

コリンエステラーゼ(ChE)は、体内のさまざまな場所で働いている酵素の一種です。
コリンエステルという物質をコリンと酢酸に分解してたんぱくを作り出していて、2つの種類があります。

 

一つは筋肉や赤血球、神経組織に含まれており、真性コリンエステラーゼ(ChE)と言われています。

 

もう一つは肝臓や血清、すい臓や腸などに含まれており、偽性コリンエステラーゼ(ChE)と言われています。
健康診断では偽性コリンエステラーゼ(ChE)が測定されます。

 

コリンエステラーゼ(ChE)と肝臓の関係

アルブミンと同様に、肝細胞だけで作られています。
ですからコリンエステラーゼ(ChE)とアルブミンの数値は、ほぼ平行して変動するという特徴があります。

 

肝細胞で作られたコリンエステラーゼ(ChE)は、血液中に放出されて全身へと送られます。
しかし何か異常が起こり肝機能が低下すれば、肝細胞でのコリンエステラーゼ(ChE)を生成する力も低下します。
血液検査をして数値が下がっていれば、肝機能に何かしらの異常が起こっていることが分かります。

 

コリンエステラーゼ(ChE)の異常値で疑われる病気

基準値は男性と女性で異なります。
男性の基準値は、234〜493 IU/Lで、女性の基準値は200〜452 IU/Lとされています。
コリンエステラーゼ(ChE)は、基準値よりも低かった時が要注意です。
基準値よりも低い場合には、肝細胞での合成能力の低下が反映されています。

 

肝疾患が疑われますが、コリンエステラーゼ(ChE)だけでなくALT(GPT)AST(GOT)γ-GTPなどの血液検査の結果も総合的に見て判断されます。

 

基準値よりも低ければ、急性・慢性肝炎や肝硬変、劇症肝炎、悪性腫瘍などが疑われます。
またコリンエステラーゼ(ChE)は脂質の代謝にも関わっているので、数値が高くなるのも問題です。
数値が高い場合には、栄養過多による脂肪肝や糖尿病、他にネフローゼ症候群や甲状腺機能亢進症なども疑われます。

 

肝細胞だけで作られる酵素なので、肝臓の状態に大きく左右されます。
他の肝機能検査よりも敏感に異常値を示すのがコリンエステラーゼ(ChE)ですから、とても重要な検査となります。

 

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