総ビリルビン(T-Bil)について

健康診断や人間ドッグの血液検査では、ビリルビンという項目もあります。
聞きなれないビリルビンとはどのようなものなのか、ここで詳しくご紹介します。
肝臓にも深い関わりがあるもので、お酒を良く飲む人や生活習慣が気になる人は覚えておいて下さいね。

 

ビリルビンとは

血液中の赤血球が寿命を終えた老廃物です。
古くなった赤血球が破壊されるときに黄色い色素が生成されるのですが、これがビリルビンです。

 

赤血球には寿命があります。
およそ120日間が赤血球の寿命で、役割を終えた赤血球は破壊されてビリルビンとなるのです。
黄色い色素となったビリルビンは、血液で肝臓まで運ばれていき胆汁の中に捨てられます。

 

ビリルビンと肝臓の関係

ビリルビンは、肝臓で処理されます。
肝臓でろ過されると、再び体内の血液へと戻るものと、胆のうや十二指腸を通過して体外に排出されるものがあります。
およそ20%が血液の中に戻り、残りは排泄物として体外に出されていきます。

 

正常な場合でも血液中に少しあるビリルビンは、数値が高いと肝臓や胆管に何かしらの障害があることが分かります。

 

ビリルビンの基準値は、肝臓で処理される前と後の2つのビリルビン濃度の数値である総ビリルビン値から判断されます。
処理される前を間接型ビリルビン値と言い、後を直接型ビリルビン値と呼びます。

 

間接型ビリルビン値と直接型ビリルビン値を合わせたものが総ビリルビン値で、これが基準値を超えるようなら肝臓に異常があると疑われます。
また2つの内、どちらが高いのかも調べられます。

 

血液検査では総ビリルビン値の基準値は0.2〜1.2mg/dlで、これ以下であれば正常です。
尿検査では2.0mg/dl以下で正常値です。

 

総ビリルビンの異常値で疑われる病気

異常があった場合、最初に疑われるのは肝臓の病気です。
本来であれば肝臓できちんと処理されるはずのビリルビンが、処理されていないので異常値になっています。

 

肝障害により胆汁うっ滞が生じ、血液中にビリルビンが漏れ出しているので数値が高くなります。
肝臓の他に、胆管や胆のうに障害があるときにも総ビリルビン数値が高くなります。
総ビリルビンが高いと黄疸が見られることも多く、身体や顔が黄色くなったり白目の部分も黄色くなるという特徴があります。

 

間接型ビリルビン値が高い場合には胆道や胆管の疾患が疑われ、直接型ビリルビン値が高ければ肝臓の疾患が疑われます。

 

総ビリルビン値を見れば肝臓や胆管の健康状態が確認できます。
黄疸の症状が見られるようなら、総ビリルビン値が高い可能性があるので早めに検査を受けましょう。

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