総蛋白(TP)について

血液検査の項目の一つである総蛋白(TP)では、肝機能の状態を調べることができます。
血液中にあるたんぱく質の量を計る検査項目となるのが総蛋白(TP)です。
総蛋白(TP)は肝臓とどのような関係があるのか、また異常値でどんな病気の心配をしたら良いのか、説明致します。

 

総蛋白(TP)とは

血液中にあるたんぱく質の量を測定するのが総蛋白(TP)です。
血液中のたんぱく質は、アルブミンとグロブリンに分けることができます。
グロブリンはさらにα1グロブリンとα2グロブリン、βグロブリン、γグロブリンの4種類に分けられています。
総蛋白(TP)を調べることで身体の栄養状態を知ることが出来ると同時に、肝機能障害などのさまざまな疾患の有無も調べることができます。

 

総蛋白(TP)と肝臓の関係

食事などから取り入れたたんぱく質は、十二指腸でアミノ酸に分解されて小腸で吸収されます。
アミノ酸は肝臓に運ばれて、アルブミンとグロブリンというたんぱく質に再合成されて血液中に流されています。

 

総蛋白(TP)は、血液中に含まれているたんぱく質の総称ですが、その中のアルブミンは肝細胞のみで作られています。
血液中に存在するアルブミンは、総蛋白(TP)のおよそ67%を占めており、体液の濃度を調整したり血液中のさまざまな物質を運ぶ働きがあります。

 

何かしらのダメージが肝臓で起こり肝機能が低下すれば、肝臓のアルブミンを作る能力が低下していきます。
そのため、血液中の総蛋白(TP)の数値も下がるのです。

 

総蛋白(TP)の異常値で疑われる病気

血液検査の項目である総蛋白(TP)は、アルブミンとグロブリンを合わせた数値です。
健康な身体を維持するためには欠かせないたんぱく質ですから、健康な人であれば総蛋白(TP)も一定の範囲に収まります。

 

しかし病気によって、数値が増減します。
その日の体調によっても、ある程度は数値が増減します。

 

特に数値が低ければ肝臓疾患や栄養不足が疑われます。
総蛋白(TP)の基準値は、6.7〜8.3 g/dL です。
この基準値よりも低い場合には、肝炎肝硬変などの肝臓疾患や栄養不足、低たんぱく血症などが疑われます。
基準値よりも高い場合には、高たんぱく血症や脱水症、多発性骨髄腫などが考えられます。

 

総蛋白(TP)は、基準値よりも低い場合に特に注意が必要です。
総蛋白(TP)もアルブミンも低下していれば肝機能が低下していることを示しているので、適切な治療を始めましょう。

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