タウリンと肝臓の関係

 

栄養ドリンクなどに含まれているタウリンは、名前だけはよく知っていてもどのような働きがあるのかを詳しく知っている人は少ないでしょう。
食の欧米化や大量の飲酒で肝臓に大きな負担をかけている人をサポートしてくれるのがタウリンです。

 

タウリンとは

栄養ドリンクなどでもよくあるタウリンは、含硫アミノ酸の一つです。
含硫アミノ酸とは硫黄を含むアミノ酸のことで、人間の体内でも合成できます。
心臓や脳、筋肉や肝臓、肺や目の網膜、骨髄など、生きる上で重要な臓器にタウリンは多く存在しています。
特に多く存在しているのは筋肉で、体内の全タウリン量の半分から80%が含まれています。

 

タウリンの主な働きは、胆汁の主要な成分である胆汁酸と結合して消化作用をサポートすることです。
他に神経伝達物質としての働きなどもあります。
体内でも合成できるタウリンですが生命維持のためには不十分なので、食品によって外から摂取して補うことが大切です。

 

タウリンと肝臓の関係

タウリンが不足すれば、肝臓の働きが低下します。
肝臓の健康は、そのまま私たちの元気な生活につながります。
肝臓が活発に働いていれば、身体のだるさ、疲れを感じることもありません。

 

タウリンがどのように肝臓を元気にしてくれるのか説明しましょう。
タウリンと言えば二日酔いの改善に役立つ成分のイメージが強いですね。
お酒を飲みすぎることで起こる二日酔いですが、タウリンにはアルコールを分解する際に必要となる酵素をサポートする働きがあります。
肝臓ではアルコールを分解して身体の外に排出する働きがありますが、これを補助してくれるのです。
タウリンの働きでアルコール分解の速度が上がるので、肝臓への負担も軽くなります。

 

また、コレステロールの消費を促したり血液中のコレステロール値を下げるのにも役立ってくれます。
肝臓で生成されている胆汁の主な成分は、コレステロールの分泌を促す作用がある胆汁酸です。
タウリンには、胆汁酸と結合して消化をサポートしてくれる働きがあり、コレステロール値を下げる働きもあります。

 

他には、肝臓に蓄積された中性脂肪を身体の外に排出してくれる働きもあります。
大量の飲酒やカロリーや糖分の多い食生活を続けていれば、肝臓に中性脂肪が溜まっていき脂肪肝になります。
脂肪肝は肝臓がフォアグラ状態になる病気で、肝機能を低下させてしまいます。
肝炎肝硬変へと悪化するリスクもある脂肪肝ですが、タウリンの働きで脂肪肝の改善も期待できます。

 

その他の期待する効果・効能

肝臓の元気をサポートしてくれるだけではなく、その他にもさまざまな効果、効能が期待出来ます。

 

タウリンには細胞を正常な状態に保つホメオスタシスという作用もあり、塩分の過剰摂取によって起こる高血圧に効果が期待できると言われています
塩分を摂取しても、腎臓の働きで水分と塩分が取り除かれて血流量を減らして血圧上昇を抑制しています。
しかし、塩分を取り過ぎると交感神経が刺激されて過剰に働くので、腎臓の働きが低下してしまい血圧が上昇していきます。
タウリンのホメオスタシスの作用で交感神経を抑制し、高血圧予防への効果が期待できるのです。

 

また目の網膜にも存在しており、視機能の改善に期待できると言われています。
網膜には多くの光受容体があり、外部からの光の刺激を感知してそれを脳中枢へと伝達しています。
光受容体にあるタウリンが、網膜の神経を抑制し網膜を守ってくれるのです。

 

また目の新陣代謝を促して、角膜の修復も助ける働きもあります。
筋肉にも存在しているタウリンには、筋肉の収縮力を高める働きもあります。
タウリンが不足すると筋肉の収縮力が衰えるので、むくみが生じやすくなります。
タウリンにはむくみの改善や予防の効果も期待できます。

 

副作用は?

タウリンには肝機能を高めたり、コレステロールの低下や高血圧予防、むくみ改善などさまざまな効果が期待できる成分です。
不足すれば肝機能の低下や高血圧や動脈硬化などの生活習慣病のリスクも上がるので、食品からも十分に摂取したい成分です。

 

しかし過剰に摂取した場合、副作用が起こる危険はないのか心配になる人もいらっしゃるでしょう。
タウリンは体内でも合成できる成分ですし、摂取すれば比較的早く代謝される成分です。
また過剰に摂取した場合には、尿と一緒に体外に排出されていきます。
ですから、過剰に摂取したからといって副作用の心配はまずないと言われています
かといって過剰に摂りすぎないようにしましょう。

 

タウリンが多く含まれる食べ物

アミノ酸の一種であるタウリンは、アミノ酸が集まって出来るたんぱく質に多く含まれています。
数ある食べ物の中でも特にタウリンが豊富なのは魚介類で、牡蠣には可食部100グラム中に1000mg以上ものタウリンが含まれています。
他にハマグリやあさり、シジミなどの貝類にもタウリンが豊富に含まれています。
あさりには100グラム中380mgが、シジミには110mgのタウリンが含まれています。
タコには830mg、イカには770mgのタウリンが含まれています。
このほかにもエビやさんま、いわしやブリなどの魚介類にはタウリンが豊富です。

 

タウリンには、肝臓の働きを高めたり高血圧やむくみを予防するなどさまざまな働きがあります。
取り過ぎても心配はありませんから、タウリン豊富な魚介類を積極的に食べて健康な身体作りをして下さいね。

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